1937年、着陸寸前に爆発炎上した巨大飛行船ヒンデンブルグ号。爆発原因の詳細は未だに謎の中である。乗り合わせた様々な乗客達、密かに進行する陰謀・・・複雑に絡み合う想いが、大西洋を越える 。
本編の主人公。ツェッペリン社の設計技師。偶然からヒンデンブルグ号にまつわる何重もの陰謀に巻き込まれることになるが・・・。
アメリカの石油会社の社長令嬢。父親の会社の業績を気にしている。偶然に助けたマーテンが指名手配されたと知り動揺するが・・・。
ヒンデンブルグ号の乗員でマーテンの親友。ジェニファーに一目惚れしたマーテンに高望みはするなと諭すが・・・。
ジェニファーの許嫁。マーテンがジェニファーと母親をヒンデンブルグ号から下船させようとするのを知ると襲いかかる。一体、何を知っていたのか?
ヒンデンブルグ号船長。飛行船の安全な運行を第一に考え、ツェッペリン社やゲシュタポの圧力に屈しない態度を貫こうとするが・・・。
ツェッペリン社会長。ヒンデンブルグ号のあり方について気を揉んでいる様子。ヴァンザントからの電話で重大な秘密を知ることに。
ヴァンザント夫人でありジェニファーの母親。アメリカでの夫の行動を後押ししようとドイツにやって来たが・・・。
ナチスの威信の為、運行計画通りの飛行をヒンデンブルグ号乗員に強要する。マーテンを指名手配に処し、始末させようとするが、その真意は・・・。
芸人。ヒンデンブルグ号に乗る者達の様々な行動に目を配り、秘密を探り出していく。
ドイツを捨て、家族でブエノスアイレスに行こうとしている。その理由は・・・。
ケルナー夫人。夫の決断を心の底では納得していない。
ケルナーの娘。何故、両親がドイツから離れようとしているかよく解らず、不満を抱いている。
ケルナーの息子。
ツェッペリン社社長。その使命はヴァンザント母娘の懐柔役としてヒンデンブルグ号に乗り込むことだった。
アメリカに単身で向かうビジネスマン。他の乗客達から目立たぬようにしているようだが・・・。
ドイツの空軍将校。ケルナー夫人アンナに並々ならぬ興味を抱くのだが・・・。
ヒンデンブルグ号乗員。その行動に不可解な点が多い。
ヒンデンブルグ号乗員で通信係。マーテンが指名手配されたことをいち早く知る。
アメリカの石油会社社長。飛行船の浮遊ガスとしてヘリウムの輸出解禁のため様々な策を講じていたが・・・。
ニューヨーク・ドイツ総領事館勤務。頻繁にドイツ・アメリカ双方と連絡をとり合っているが・・・。